日本が舞台のウェスアンダーソン監督最新作！映画「犬ヶ島」が楽しみすぎる。

こんにちわ。ユーコンです。

２０１８年は大作映画目白押しの年です。

「アベンジャーズ」シリーズや「デッドプール」の新作やスターウォーズシリーズのスピンオフ作、２０１５年に日本でも大ヒットした「ジュラシックワールド」の続編など。映画好きにとってはたまらない年になるでしょう。

そんな中ひっそりと公開されようとしている映画があります。日本でも熱狂的なファンが多いウェスアンダーソン監督の最新作「犬ヶ島」です！来たる５月２５日の公開に向けてファン待望のストップモーションアニメ最新作を掘り下げてみたいと思います。

あらすじ

舞台は今から２０年後の日本、”メガ崎市”という架空の都市。町では犬の伝染病“犬インフルエンザ”が蔓延し、人間への感染を恐れた小林市長（三船敏郎そっくり）は犬達をゴミの島へ隔離する。市長の養子で孤児の小林アタリくん（12歳）は飼い犬スポッツを探すため一人でゴミの島へ上陸する。

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Isle of Dogs gets a series of canine character posters

ウェスアンダーソン監督とは

ウェス・アンダーソン（Wesley Wales Anderson）は1969年生まれの現在48歳。テキサス州ヒューストン出身。お兄さんが二人います。お父さんは広告業界、お母さんは元考古学者で不動産ブローカー、とのことで結構裕福なご家庭で育ったのかもしれません。代表作には個性的な家族を題材にした「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」や豪華ホテルで巻き起こる珍事件と人間関係を描いた「グランド・ブダペスト・ホテル」があり、独特の世界観と色使いで世界中に熱狂的なファンを集めてきました。登場人物の多い群像劇映画が中心で、キャストにはビル・マーレイやオーウェン・ウィルソンなどの"定番キャスト"を複数の作品に起用しています。

（「グランド・ブダペスト・ホテル」予告編）

ストップモーションアニメとは

ストップモーション・アニメーション（Stop motion animation）とは、静止している物体を1コマ毎に少しずつ動かしカメラで撮影し、あたかもそれ自身が連続して動いているかのように見せる映画の撮影技術、技法。アニメーションの一種であり、SFXの一種。コマ撮り（コマどり）ともいう。

ストップモーション・アニメーション - Wikipedia

要は、CGとかも一切使わずに１コマ１コマ超アナログな手法で撮影していく、というとんでもなく時間も手間もかかる撮影方法なわけです。実はウェスアンダーソン監督は以前にもストップモーションアニメ映画を制作しています。「ファンタスティック Mr.FOX」という映画で、こちらも「犬ヶ島」と同じ手法で撮影されています。こちらの映画の主役は犬ではなく”キツネ”ですね。

（「ファンタスティック Mr.FOX」予告編）

映画「犬ヶ島」のキャスト＆スタッフは？

ウェスアンダーソン監督の作品は豪華な俳優陣が起用されることで知られています。常連俳優のビル・マーレイやエドワード・ノートン、その他ゲスト俳優陣にはスカーレット・ヨハンソン、グレタ・ガーウィグ、ブライアン・クランストン、またオノ・よーこさんも”ヨーコ”役として出演しているそうです。その他、日本人キャスト勢もたくさん出演しています。渡辺謙さんをはじめ、夏木マリさん、野田洋次郎（RADWIMPS ）さん、松田龍平さん、松田翔太さん、山田孝之さん、村上虹郎さんなど、そうそうたる顔ぶれです。

スタッフにも野村訓市さんという日本人が起用されており、この野村さんは脚本と”小林市長”という重要登場人物の声優を務めています。これまでもウェスアンダーソン監督の作品作りやプロモーションにも関わってきたようで、公私ともにお付き合いがあるようです。

www.cinematoday.jp

映画「犬ヶ島」の見所は？

何と言ってもまずはストップモーションアニメでしょう！ストップモーションアニメは手間も時間も費用もかかることからCGに取って代わられて、今はほとんど用いられることのない手法となりました。CGの映画が量産される現在、全て手作り、アナログな手法で４年もの時間をかけて作られたこの映画は、映画館で見ておきたい一品です。また日本が舞台ということで、アメリカ人監督の日本の描き方は注目しておきたいところです。特に、黒澤明監督作品へのオマージュが随所に見られるとのことで、映画好きも必見の作品です。