東京脱出日記

31歳、女。東京在住。素敵な暮らしを目指します。

【レビュー・ネタバレ注意】見たら即死!「バード・ボックス」NETFLIX映画

こんにちわ!ユーコンです。

2ヶ月近く楽しみにしていたネットフリックスオリジナル映画の「バード・ボックス」がついに配信開始となりました!

「音を立てたら、即死」というキャッチコピーの、低予算映画ながらヒットした 「クワイエット・プレイス」という作品が記憶に新しいですが、今度は「見たら即死!」。音を立てずに生活するものハードですが、視力を奪われるってのはもっと怖いですよね。ということで設定からすでにワクワク感あふれ出る「バード・ボックス」を最速でレビューします!

 

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NETFLIXオリジナル映画「バード・ボックス」

 

  

「バード・ボックス」のあらすじ

突然世界を襲ったなぞの“脅威”。

“それ”を見たものはなぜか皆次々と自殺していく。“それ”が存在しない安住の地を求め、マロリーは二人の幼子を連れ、目隠しをしたまま命がけの逃避行に出る。

 

登場人物

マロリー:サンドラ・ブロック(主人公。二児の母)

トム:トレヴァンテ・ローズ(マロリーの命の恩人)

ジェシカ:サラ・ポールソン(マロリーの姉)

ダグラス:ジョン・マルコヴィッチ(色々と嫌味なおっちゃん)

シェリル:ジャッキー・ウィーヴァー(老婆)

ルーシー:ローサ・サラザール(警察官。わりと尻軽)

オリンピア:ダニエル・マクドナルド(妊婦)

チャーリー:リル・レル・ハウリー(スーパーの店員。終末論など信じるオタク)

ゲイリー:トム・ホランダー(闇を抱えた者)

フェリックス:コルソン・ベイカー(超最悪の状況なのに性欲の強いチンピラ)

リック:プルイット・テイラー・ヴィンス(無線の男)

グレッグ:B・D・ウォン(豪邸の持ち主。ゲイ)

ランファム医師:パーミンダ・ナーグラ(マロリーの専属医)

  

ネタバレあり・ストーリー

!!!ここからネタバレを含みますのでご注意ください!!!

 

はじまり

映画の始まりは無線から流れる「ここにくれば安全だ。」という男の声。(はじめっからとってもウォーキング・デッド的な展開w)

安全な施設があり、住人もいるという。しかしそこへたどり着くには川をくだらなければならず、子連れではたどり着けないという。

 

(これ以降は過去と現在が入り乱れて物語が展開します)

 

山の中の小屋から川へ(現在)

マロリー(サンドラ・ブロック)は2人の子供たち(ガールとボーイという名前の子供)に「外では絶対に目かくしをはずすな」と念をおす。

家の外に張り巡らされた目印をたどってマロリーと2人の子供たちは川へ降り、ボートに乗り込む。3人とも目かくしをしており、見えるのは目かくし越しのわずかな光だけ。

 

5年前・マロリーのアトリエ(過去)

マロリーと姉のジェシカはロシアとヨーロッパで起きている「謎の無差別自殺」のニュースを目にする。ジェシカはマロリーに「もっと外に出て人に会うべきだ」と恋人と別れてから家に引きこもりがちのマロリーを心配する。マロリーとジェシカは妊婦健診のため病院へ向かう。

 

5年前・病院、狂気がはじまる(過去)

母になるという意思が薄い様子のマロリーに、担当医のランファムは養子縁組のパンフレットを渡す。

検診後、廊下で女性が窓ガラスに自ら頭を叩きつけているのを目にするマロリー。他国で起きている「謎の無差別自殺」の影響が出始めたと焦りマロリーとジェシカは車で急いで病院を離れる。車内でジェシカの携帯が鳴り、後部座席にある携帯を取ろうとマロリーが後ろを振り返った瞬間、ジェシカが「なんなのよアレ・・・」と急に何かを恐れ出す。その直後ジェシカは車を暴走させ、車は路肩に乗り上げクラッシュする。車から命からがら這い出したマロリーとジェシカ。だがジェシカはマロリーをすっと見据えた直後、ダンプカーへと自ら突っ込み自殺する。

ジェシカの死を目の当たりにしたマロリーは途方にくれる。街の混乱はさらに悪化し、人々は恐怖の中逃げ惑う。その時目の前にあった豪邸から1人の女性が出てきて、マロリーを助けようとする。だがその人はその瞬間「何か」を見てしまい燃え盛る車へ身を投じ焼身自殺してしまう。

 

グレッグの家(過去)

見知らぬ女性の死を目にし、呆然とするマロリー。その時偶然通りかかった男性・トムに助けられる。トムの手を借り豪邸(グレッグの家)へと避難するマロリー。

そこには混乱の中避難して来た人たちが身を寄せていた。 

 

6時間後・川(現在)

川を漂流するマロリーと子供たち。子供たちは眠っている。無線で呼びかけるが誰も応答しない。

 

 グレッグの家、1人目の犠牲者(過去)

ラジオから「事態は全く収束する気配もなく、悪化の一途。外に出るのは危険」というメッセージが流れる。そこへ身重のオリンピアが訪ねてくる。人も増え食料の備えも心配になってきた面々はなんとか食料調達のすべを模索する。そこでグレッグが家の周りの監視カメラを使って外の様子を伺うことを提案する。万が一に備え、手を椅子に縛り付けて監視カメラの映像チェックを始めるグレッグ。しばらくしてカメラに”それ”が映りこむ。”それ”を見たグレッグは自ら頭を打ち付けて自殺する。

食料調達の道を絶たれた面々は打ちひしがれる。

 

12時間後・川(現在)

 引き続き川をくだるマロリー一行。いきなり男に呼び止められる。「食料があるよ!岸に引き上げてあげるよ!ここは安全だから目かくしをとっても平気だよ!」と男は話しかけてくる。怪しいと感じたマロリーは子供たちに目かくしを絶対に取るなと念を押し、銃を手に取る。相手が見えない中、闇雲に発砲するマロリー。そこへいきなり大柄の男が襲いかかってくる。船から引き出されそうになった瞬間マロリーは船に隠していたナタを手に取り男に斬りかかる。首元を切られた男は「世界を浄化する・・・」と言いながら絶命する。

 

食料調達・スーパー、2人目の犠牲者(過去)

グレッグの家に隠れる面々はなんとか食料を調達しようと車のナビを使ってスーパーへ向かうことを計画する。フロントガラスを黒く塗りつぶし、窓ガラスも全て目かくしをする。途中”それ”に襲われながらも無事スーパーに到着する。スーパーに向かうとチャーリーの友人と名乗るフィッシュという男が助けを求めてくる。中に入れてやろうと搬出口を少しだけ開けた瞬間、無理やり中へ押し入ろうとする。様子がおかしく中に入れるのは危険だと感じた面々は彼を押し出そうとするが力が強すぎて押し返される。その様子を見たチャーリーは彼に体当たりして、自分を犠牲にフィッシュを外へと追い出すが、直後チャーリーは外で死亡する。

 

グレッグの家(過去) 

ルーシーとフェリックスによって車を盗まれてしまった。食料を調達する術が絶たれる。

 

24時間後・川(現在)

 ひたすら川を進む一行。川に横たわる車に衝突し、ボーイが川へ転落する。ボートに載せていた食料や毛布も川へ流れてしまう。一度ボートを岸に止め、マロリーは毛布を探しに山の中の空き家へ向かう。そこへ”それ”が近づいてくる。ガールへも”それ”の魔の手が忍び寄るが間一髪のところでマロリーが助け出す。

 

グレッグの家(過去)

トムとマロリー。トムが自身の昔話を語り2人の距離が縮まる。

 

28時間後・川(現在)

川を漂流し続けるマロリーと子供達。無線で問いかけるも誰からも応答はない。

 

闇を抱えた者の登場・グレッグの家(過去)

オリンピアがゲイリーという男を家に入れてしまう。ゲイリーのあまりの怯えように皆彼を不審がる。ゲイリーは「闇を抱えた者」という者たちに隠れ家を追い出された上、目隠しをとるよう強制されたという恐ろしい話を始める。これ以上よそ者を家に入れることはできないとダグラスがゲイリーを追い出そうとするがシェリルがダグラスを殴り、気絶させる。そしてゲイリーを迎え入れる。

 

36時間後・川(現在)

これから急流に入り、ボートの操縦が難しくなることをマロリーが子供達に告げる。そして子供達のどちらかが「観察役」にならねばならないと告げる。

 

オリンピアとマロリーの出産・グレッグの家(過去)

オリンピアが急に陣痛を迎える。そしてマロリーも同じタイミングで破水してしまう。

マロリーは無事女の子を出産する。そんな中別室でゲイリーは「黒い何か」を書いたスケッチを広げる。何かに取り憑かれたように豹変したゲイリーは家の目隠しを次々と取り外していく。出産直後のオリンピアはちょうど窓の外にいた”それ”を見てしまい投身自殺を計る。オリンピアの死を嘆くシェリルはゲイリーに捕まり、目を強制的にあけられて”それ”を見てしまう。そしてハサミで喉を突き刺し死亡する。銃を持って助けにきたダグラスもゲイリーに1弾浴びせるものの返り討ちにあって死亡してしまう。

絶体絶命のマロリーだったが間一髪のところでトムがゲイリーを殺し、2人でこと無きを得る。

5年後(現在)

惨劇から5年後。マロリーとトムは子供達とひっそりと暮らしていた。そこへリックという男から無線が入る。川を下った所に”それ”のこない安全な場所があるという。しかしそこにたどり着くには子連れでは厳しいと忠告される。食料も切れそうで後がないマロリーとトムは川を下ることを決心する。

川を下る食料を集めるために近隣の家へ向かう一家。無事食料を調達するものの、そこに「闇を抱えた者」たちが押し入ってくる。マロリーと子供達を守るためトムは身を呈して「闇を抱えた者」たちを撃ち殺す。銃を使うために目かくしをとったトムは「闇を抱えた者」たちを全員殺したものの最後に”それ”を見てしまい拳銃自殺する。

トムを失い絶望するマロリーだが、子供たちを守るため川へ繰り出す。(ここが映画の冒頭シーンへ繋がります)

5年後・川(現在)

マロリーと子供たちは川の激流にさしかかる。

この激流を乗り越えるには誰か1人が監視役を務め、舵をとる必要があるという。子供たちは幼く、船を漕ぐことはできないので、子供たちのどちらか1人が監視役となる必要があるといい、決断を迫られるマロリー。どちらか1人はオリンピアの子供であり他人であるが、子供を見殺しにすることはできず、監視役を立てずに視界のないまま激流へと繰り出す一行。案の定船は転覆してしまうがラッキーなことに全員無事に岸へ到着する。

ラジオの声の主、リックより「鳥の鳴き声がする方へ来い」という助言があったので、必死に鳥の鳴き声を辿りに森を進む一行。だが途中、”それ”が邪魔をしてくる。各々の目隠しを取るようにささやきかけてくる”それ”。声に惑わされ子供たちは目隠しを取ろうとしてしますが間一髪、マロリーの声に反応し、無事に逃げ切る。

5年後・辿り着いたはてには・・・(現在)

決死の逃避行を終え、無事安住の地へと辿り着いたマロリーたち。

やっとの思い出辿り着いた地は盲学校であった。そこにはたくさんの視力のない人々と、自由に飛び回る鳥たちが暮らしていた。

 

感想 

ざっくばらんな感想を述べます。

「空腹で食べ物がそこを尽きて赤ちゃんの栄養が心配で、、」と言って飛び込んできたあオリンピアちゃんがちょっと太り過ぎだったので「おい!空腹の限界早すぎだろ!」と突っ込んでしまいました。あとは「グレッグがカメラ見てた時なんでみんな下に行った」とか、カメラで正体見ただけでなんで食料手に入ると思ったんだよ、とか、ちっちゃいツッコミどころは満載でした笑

そして結局、「”それ”の正体はなんだったんだ。」「”闇を抱えた者”ってのはどういう人たちのことだったんだ」という感想にみんなたどり着くと思います。私の解釈では、

闇を抱えた者=精神疾患者(自殺志願者?)

”それ”=その人にとって死にたくなるほど怖い&悲しいものに姿を変えるもの(なので見る人によって姿が違う、ハリーポッターのボガート的な)

という考えです。なんにせよ、「クワイエット・プレイス」では怪物の正体を最後に出してくれたし、退治の方法も気持ちよく披露してくれましたが本作では結局退治の方法がなく、人間が抗えない構図になっているのがあまり好きではありませんでした!(最近はスッキリした終わりを迎えるわかりやすい映画が好きなんです。。)

ですが久しぶりにサンドラ・ブロックのシリアス系映画が見れて幸せでした!ジョン・マルコビッチも相変わらずいい味出してます。(役所は中途半端ですが、、)

 

これからもNETFLIXのオリジナル映画は注目していきたいです!